社会人として働きながら、「何かが違う」「もっとこうしたら良くなるのに・・・」
食品会社を経て、教育現場、といくつか職を転々としながら、いつも、「本当にやりたいことなのか」と自問自答。心が熱くなることは一度もなく働き続けた。
なぜ、生徒の持っている本当の才能を先生達はもっと引き出すことができないのか。先生達本人が、精神的に追い詰められて、ウツ的な症状で毎日苦しんでいる姿。個人が自由に子供たちの「やりたい」を形に行動を起こしたくても、部長、管理職にお伺いをたててからじゃないとできない組織。個別で対応しても、やりすぎるよと言われそれ以上関われない環境だったり。働くことへのジレンマと不完全燃焼な人生をもうこれ以上できない。
やりたいことができない社会のおかしさ、枠社会、組織で働くことの意義。固定概念ガチガチの常識の中で動く。おかしいことを感じていながら言えないまま働くことへの抵抗などあり、「一人で何かできることをやっていこう」と心に決めた。これらのことは、生徒や先生の問題ではなく社会の問題。解決策をいろいろ模索していた。